HISTORY

創業の精神

“愛する家族の健康を守りたい”
それが、山田養蜂場の原点です。

Yamada Masao
創業者 山田 政雄

 山田養蜂場がローヤルゼリーを生産販売するきっかけとなったのは、昭和35年に創業者である山田政雄の娘 差栄が、先天性の心臓疾患をもって生まれてきたことでした。専門の医師は、成人するまで生きることは無理かもしれないけれど、体力がついたころに外科手術をするように勧めました。生後間もなく判明した娘の難病を知った創業者は、「何とか元気に育てて、心臓の手術をさせたい」と決意し、父親としてあらゆる手を尽くします。
 おりしもその当時、ローマ法王ピウス12世がローヤルゼリーの投与により危篤の状態から奇跡的な回復を遂げたというニュースが世界中を駆け巡り、日本にも伝わってきました。そのニュースを聞いた創業者は、自分が飼育しているミツバチが不思議な秘薬であるローヤルゼリーという物質を生産できることを知りました。ほとんど文献の無い時代に、試行錯誤しながら研究を重ね、「娘を元気に育てたい」という一心で、独自にローヤルゼリーを大量生産する技術を習得するに至ります。
 娘は、ローヤルゼリーの効用か、14歳まで元気に育つことができました。

しかし、結局は心臓の外科手術の失敗により亡くなってしまいました。
娘の死に創業者は大きなショックを受け、何日も涙する日が続きました。そんな中、「自分の子はもう返って来ないが、悲しみに打ちひしがれているだけで良いのだろうか。世の中には、娘と同じように病気や障がいで苦しんでいる人がたくさんおられる。娘は大切な命と引き換えに、多くの人の健康を守るためにもっと研究し、ローヤルゼリーをたくさんの方に届けなければならないという使命があることを私に教えてくれたのだ」と思い至ります。創業者は、なお一層本格的に養蜂と健康食品の開発に取り組む決意を固めたのです。
山田養蜂場の健康食品は、家族の健康を守るためという素朴な家族愛から生まれたものです。多くの人々に商品をお届けしている今も、かけがえのない「一人の人の健康を守るために」という想いで、一人ひとりのお客様と接しています。これからも、この心を大切にしながら商品づくりに取り組み、全国のお客様に健康をお届けしていきます。

岡山県北は、れんげ蜜の三大産地と呼ばれ、昔から養蜂家の多い地域。

心臓病を患っていた娘の差栄。

娘の健康を思い食事や生活習慣あらゆることに気を配っていた。

創業者がローヤルゼリーの量産化にむけた研究をスタート。

娘亡き後も病気で苦しむ人のためにと全国へ足を運んだ。

SYMBOL MARK

シンボルマーク

1ハートマーク

永遠に変わることのない「人間主義」の創業の精神を表す

外形をかたどる大きなハートは、創業の精神である人類愛、生命愛の精神を表しています。ハートのシンボルマークは「こころ」の象徴で、感性、意識、愛情、友情、忠節、理解、生気、温情、誠実なこころを象徴しています。また、理性、知性、正直、自己犠牲、敬虔、献身、勇気、親切、寛大などの意味も包摂しています。ハートの内側の紅は、私たちの仕事における情熱を表しており、私たちが普段から何事においても「こころをこそ第一に」していく強い想いを表しています。

2イチハツの紋章

正しい進路を歩む決意と誇り

ミツバチの頭部となる「イチハツ」のシンボルは、古くから船の羅針盤に用いられているもので、「羅針盤の針が常に北を指す」ことから、狂わない指針の企業理念を、常に人生の原点として「正しい進路」を歩み往く私たちの姿を象徴するものです。また、イチハツの印は、名誉ある正しい進路を歩み往く仕事と、人生に対する確信の感情が大切であることを私たちに教えています。

3飛び立つミツバチ

限りない成長と私たちの使命を表すミツバチ

「ミツバチ」は、古来より、勤勉と活力、聡明と豊穣、甘味と薬効、そして利他の精神のシンボルとして人々に愛されてきました。山田養蜂場は、このミツバチの魂(スピリッツ)を企業理念とし、上に向かって羽を広げて勇躍するミツバチを造形化して、世界に羽ばたく私たちの姿を表しています。

4Yの字

創業のこころを忘れない企業としての決意

ミツバチの真中の胸の部分に刻まれている「Y」の字は山田養蜂場の創業者のイニシャルを表しています。山田養蜂場は、創業者が娘の健康を願ってローヤルゼリーの研究・開発を重ね、量産に成功したところから始まった会社です。その「人間主義」の創業の精神を継承し、「常に社会の一人の人のために」との人間主義の企業として、永続してゆく決意を表しています。

CORPORATE PHILOSOPHY

企 業 理 念

自然と人間社会との調和に貢献するために

私たちは、創業の精神である「常に一人の人のために」との慈悲の心を根本に、自分たちの社会での活動の方向性を考えました。
そして、次の三つの理念を尊重していくことをきめたのです。

一、我々は、自社のルーツである養蜂業を通じ、ミツバチの「自然との調和の姿」に触れることができた。その姿から「自然環境の大切さ」を知り、謙虚に学ぶことが、我々の企業活動の規範である。

一、我々は、ミツバチを通じて学んだ「自然への感謝と畏敬」の念、「社会に対する奉仕」の気持ちを常に心に刻み、「自然と人間社会との調和に貢献する」ことを目指す。

一、我々は、まさにミツバチのように「勤勉」に「創造的」に自分達の持ちうる限りの知恵と力を結集して、「自然の恵み」を人間社会における最大の価値である「心身の健康」に、広く役立てることを使命とする。